据えつけてあった店舗内の金庫を破ったり、
運搬して盗み出したりする金庫破り。
その被害は、平成23年度で2,611件発生しており、
前年に比べて10.3%減少してはいますが、
依然高い事件発生率だということができます。
飲食店や商店などが狙われるケースが多く、
その理由として「売り上げの判断ができる」、
「間取りがほとんどの店舗で一緒」などがあげられています。
本社ビルが荒らされているのを出勤してきた男性社員が発見。
3階に据えつけたあった鉄製の耐火金庫がバールのようなものでこじ開けられており、
運営資金など現金約710万円が盗まれました。
出入口のガラス製扉の鍵がこじ開けられており、2・3階の事務所部分と4階の社長室に
物色した形跡が残っていました。ビルには防犯システム、警報機などは設置されていませんでした。
警報機が鳴っていると警備会社から警察に連絡があり、
警察が調べた結果、現金約400万円が入った鉄製の耐火金庫が盗まれていることがわかりました。
勝手口のドアにはこじ開けられた形跡が残っていました。
上記2つの事件は、どちらも扉がこじ開けられています。
また、防犯システムが設置されていなかった楽器卸売会社では、現場で金庫が破られ、
警備会社と契約していたレストランでは、警備員が駆けつけてくるまでの間に金庫ごと持ち去られています。
こういった事件ではほとんどが、人里離れた山奥などで大型器具をつかって金庫を開錠し、
中に入っている現金など金目のものだけを盗み、金庫はそのまま放置されます。
犯行のターゲットにならないためには、
店舗(建物)への侵入そのものを防ぐ防犯システムを設置しておきましょう。
自主機械警備システムNEXT、侵入検知センサー、金庫センサーなど不審者の侵入を防ぐシステムが特にお勧めです。金庫のある部屋に侵入しようとしたり、金庫を持ち出そうと斜めにした瞬間に大音量のベル等で威嚇撃退します。
あらかじめ設定した通報先へメール・音声にて自動通報します。
又、自主機械警備システムに防犯カメラシステム、入退出管理システムを連動するとより安全です。
フルハイビジョンカメラなら犯人逮捕のために鮮明な画像を録画することができます。
入退出管理システムで金庫のある部屋への入室できる人間を制限するとともに、誰が、何時に入室して何時に退出したかを自動記録します。