防犯システムを目的別で探す
強盗を防ぐ
警察庁の犯罪情勢資料によると、侵入強盗の認知件数は、平成10年以降急激に増加し、平成15年には2,865件となり平成9年の約2.9倍になりました。
以後、5年連続して減少しましたが、平成21年においては増加。その後減少傾向となり、平成30年は576件、令和元年は461件、令和2年は401件となりましたが、まだまだ注意が必要です。
侵入強盗が発生する時間帯で多いのは0時から6時の間です。
4割以上が深夜の時間帯に発生しています。
但し
店舗は、犯罪のターゲットになってしまいやすいという性質があります。
特に強盗には注意が必要です。
金品が奪われるだけでなく、
従業員の命が危険にさらされてしまうことも多々あります。
なぜ犯人は店舗を狙うのでしょうか。 その理由を考えてみましょう。
●定休日・夜間には店舗内が無人になる。
●外観から店舗内が無人であるかどうかがすぐにわかる。
●たとえ大金が店舗内になくても、釣り銭などがある。
●年末年始、ゴールデンウィークなどの連休、あるいは銀行が休業するときは
売上金額が高額になるため、大金を狙うことができる。
●店舗内にATMがある場合、ATM内の現金も狙うことができる。
●夜間には商店街の人通りがまばらになるうえ、店舗内が無人になるため
多少 音をたてても不審に思われることが少ない。
破壊機器の使用もできる。
●営業時間中に客を装って下見(高額商品が展示してある場所、従業員の数、
カメラの設置場所、警備状況、金庫・レジの場所などの確認)をすることができる。
●従業員と客が少ない時間帯(特に深夜)は強盗に入りやすい。
●盗んだ商品をリサイクルショップやインターネットオークションを利用して販売することができる。
●警備状況、現金が多い時間帯などの情報をアルバイトなどから入手しやすい。
強盗事件の約60%が店舗・商店で発生しています。
一番 狙われているのは午前2時~4時、
従業員と客が最も少ない時間帯です。
●深夜の時間帯には複数名で売り場勤務を行う。
深夜に1人で勤務していると
強盗に入りやすい店舗だと犯人に印象づけてしまうので、注意が必要です。
●お客さまが来店されたときには、一人ひとりの顔をきちんと見て挨拶を行う。
挨拶を徹底することで、店舗内の雰囲気が明るくなり、販売促進効果がある他、
店員が客を見ているということにつながり防犯効果が高くなると言われています。
実際に逮捕された強盗犯が、「挨拶をされた店舗は顔を見られているので避けた」と供述しています。
●強盗対策用のマニュアルを作成して、常日頃から教育と訓練を徹底し、万が一の事態に備えておく。
●必要以上の現金をレジ内に置いておかない。
釣り銭以外の現金は店舗奥の金庫に保管しておき、
万が一 強盗に要求された場合でも「金庫は店長以外の人間は開けることができない」と伝え
レジ内の現金だけを渡すようにすれば、被害を最小限に抑えることができます。
●各種防犯システム・防犯カメラを設置すると同時に、常に定期点検や設置業者による保守点検を行い、正常に作動する状態にする。
防犯システムを導入しておくことも忘れてはいけません。
犯罪の抑止効果がある防犯カメラを設置し、記録しておくことで、
事件が発生したとき、警察に証拠書類として提出することができます。
また、ワイヤレスの非常用押しボタン(ペンダント型・カード型)とフットスイッチなどを
自動通報システムと連動させておくことで、
強盗事件発生時に威嚇機器(ベルなど)を鳴らして外に異常を知らせることができる他、
必要な場所へ速やかに事件発生を知らせることもできます。
● 緊急通報システム
ペンダント型、腕時計型、カード型などの「押しボタン送信機」を携帯し、店舗内のどこからでも犯人に気づかれないようにしながら外部に助けを呼ぶことができます。
マネークリップをお金に挟んでおくと、取り外すと外部に助けが呼べます
あらかじめ設定した通報先(経営者・管理者など)に瞬時にメール・音声で自動通報します。
同時に現地の店舗でも大音量のベル・サイレン・音声メッセージで周囲に報知すると同時に犯人に威嚇、撃退します。
● 待ち伏せ強盗対策
出入り口を電気錠にして、必ず解錠前に来場者の氏名、目的、訪問先を確認するなど対策も大切です。
最終退出時に従業員専用出口で待ち伏せする強盗も発生していますので、出口の外に防犯カメラを設置し、人がいないかどうか確認してから出るようにすることも重要だといえるでしょう。
また、最終退出後も一定時間店舗の照明をつけておき、まだ人がいるように思わせることも重要です。
● 犯罪者に狙わせない「見せる防犯」
強盗をしようとする犯罪者は店舗の「下見」を行い、高額商品の有無や保管場所・保管方法、店員の人数、交代の時間などを確認します。
コンビニ強盗などは、どの曜日のどの時間帯が客が少ないか、店長は自分より体力がなさそうか等を来店時に確認します。
その時には、防犯システムや防犯カメラの有無や設置場所なども確認しています。
セキュリティハウスでは、わざと犯人の芽につきやすい場所にも「見せる防犯」として大音量の威嚇機器や防犯カメラを設置し、
下見の時点で「ここはやめよう」とターゲットから外させます。
● 視界を霧で遮り、犯行を継続させない フォグガード
爆窃団 といった短時間で荒っぽい侵入窃盗を行う犯罪者に対しては、霧で視界を遮りそれ以上犯罪を継続させないフォグガードが効果的です。
● 防犯カメラ+遠隔監視システムi-NEXT
緊急通報システムや自主機械警備システムなど各種システムと連動、異常発生時に画像でオーナーや管理者は外部から状況を把握でき、早期対応が可能です。
集音マイクで現地の音声を確認したり、スピーカーで話しかけることも可能です。
昼間はマネジメントとして労務管理にも活用できます。
省電力ワイヤレス押しボタン送信機。
見通し距離100mまで無線で信号を送信。携帯できます。
マネークリップ送信機。クリップに挟んだ紙幣・金券盗難検知器。
マットスイッチ送信機。強盗時にマットを踏むことで犯人に気付かれずに信号を送ることができます。
ネットランチャー。簡単な操作で瞬時に網を噴射。
液剤マーキング機器。蛍光液を犯人や犯人逃走車に付着させる。
鞄の置き忘れ、ひったくり対策。
6~20m離れるとビザーが鳴り続けます。お金や高額商品を持ち出す時に使用するのに最適です。
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