メディア紹介
店舗百科88 異常の内容を自分の目で直接確認できる
異常の内容を自分の目で直接確認できる。
同店は、大阪梅田から二十分、京阪沿線「香里園」駅前商店街の一角と、人通りが日夜絶えない通りに面している。三階建てのサンプラザ一番館の一階が、オーナー夫人が経営するギャラリー&ティ―ルーム「るー」で、二階がカルチャープラザ、三階がオーナーの経営する設計会社、不動産会社の事務所となっている。
ギャラリー&ティールーム「るー」は、定期的に企画展や個展を行っており、開店以降この半年で、新倉晴比古氏の吹きガラス展を初め、アンティークドール展、版画展、絵画展などを実施。その度に「地域の話題店」として人気を呼んでいる。
二階のカルチャープラザでは、茶道、花道、ジャズダンス、アンティークドール、パンフラワーなどのカルチャー教育を開催、ビル全体が「文化発信基地」の役割を担っている。
同ビルでは、一階のギャラリーに常に美術工芸品の作品が陳列されており、カルチャープラザの茶道具などかけがえのない預かり品があるため、セキュリティハウスの店舗安全システム「ファザーズ」を導入した。
ビル全体のセキュリティシステムは、一階共用部に設置されたカードリーダーでセキュリティシステムの入・切から、各部屋の電気錠の開閉、照明のオンオフまで行っている。カードは限られた人にだけ渡すことにより、出入管理も同時に可能だ。
各部屋には火災感知器はもちろんのこと、侵入者の体温を検知するパッシブセンサー、窓ガラス破壊検知センサーなど、最新のシステムが目立たなく設置されている。火災や侵入などの異常発生時には、その場でベルで威嚇するとともに、静止画像でオーナー宅に通報するシステムになっている。「異常の内容を自分の目で直接確認できる安心は大きい」とオーナーは語る。
このシステムのもう一つの特徴は、万が一の時のために保険による保証が付いていることである。ビル内の音響設備、照明設備など営業用什器備品、商品、営業用現金に火災・ガス漏れ、盗難、落雷等による損害を補償している。
「作者が魂をこめて生み出した大切な作品をお預かりしているわけですから、念には念を入れて安全対策を考えることも私どものギャラリーの大切な仕事です」とオーナーは語る。