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防犯最前線 寺社を守る全国ネット⑥2007.11.10中外日報
「未然防止が何よりの喜び」 地域の防犯アドバイザー
㈱セキュリティハウス・センターの販売ネットワークは現在、全国118社の防犯専門店で構成されている。今回はこのうち、愛知・静岡・岐阜・三重各県の加盟企業について紹介する。
東海地方でセキュリティハウスのネットワークに加盟するのは、現在24社。愛知県が最多の13社で、次いで静岡県5社、岐阜県4社、三重県2社となっている。各社とも「地域の防犯アドバイザー」をモットーに揚げながら、竹中エンジニアリング㈱製の防犯機器を専門に取り扱うのが特徴だ、
その中の1社が、三重県津市船頭町のセキュリティハウス三重(松吉 義弘社長)。セキュリティハウスのネットワークには、発足から間もない昭和60年に加盟した。
神社仏閣をはじめ地元の国立大学や官公庁から工場、事業所、マンション、一般家庭まで、納入先は幅広い。納入実績は今年の6月時点でおよそ千件に及ぶ。松吉社長は総合防犯設備士の資格も取得し、中心となって立ち上げたNPO法人三重県防犯設備協会の理事も務めている。
そんな松吉社長には、忘れられない出来事があるという。
ある日、神社に参拝に訪れた子供が迷子になり、大騒ぎになった。同社が納入した参道の防犯カメラが子供の姿をとらえていて、その映像を手掛かりに子供を無事保護することができた。
松吉社長は、「親御さんも神社の方もほっと胸をなでおろされていた。設置した防犯設備が事故・事件の未然防止に役立つことが、この仕事に携わる者の何よりの喜びなんです」と話している。