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泥棒に狙われないためにわが家の防犯対策特集 1991.12.14Living
新築でなくても電子防犯システムは設置できる
最近、新しい防犯対策として注目を集めているのが「ホームセキュリティシステム」。これはセンサーなどを使って、侵入などの他、ガス漏れ、火災など家庭内で何か異常が起きた場合、それを光や音で知らせてくれるというものです。このような設備機器は、通常、家を新・改築する際に施工されることが覆うのですが、既築住宅に設置してもらうこともできます。
「被蓋に遭わないためには、泥棒に「この家の住人は用心深い」と思わせることが必要ですね。非常ベルに注意 などの市販のプレートを表に張っておくだけでも効果はありますよ」(セキュリティハウス京都・前田 靖史さん)
ケース別泥棒対策
★ 高層住宅は危険がいっぱい
団地の屋上から向かいの団地を双眼鏡で偵察、住人が外出するとき郵便受けに隠した鍵を使って侵入した泥棒もいます。また、中層以上の住宅ではほとんどのベランダ側の戸が施錠されていないというデータも。さらに、高層住宅は、エレベータなどの死角空間が多く、どんな人が歩いていても不審がられないという、泥棒にとっては楽に仕事のしやすいところだということをお忘れなく。
★ ちょっとそこまで の油断が災いのモト
午後2時から4時は空き巣が最も活躍する時間帯。彼らは侵入前にこんな方法で家人の留守を確認します。
① 窓に石をぶつける
② インターホンを鳴らす
③ 電話をかける(番号は表札から調べる)
すぐに帰ってくるからと、戸締りをおろそかにするのは本当に危険です。
★ ザワついている家はスキが多い
家族全員、結婚式に出席している家が被害に遭うことも多いもの。「心ここにあらず」というスキが狙われるわけです。加えて、人の出入に乗じて簡単に盗みができるということもあります。冠婚葬祭いずれの場合も、ふだんより以上の注意を払いましょう。
★ 犬を飼っていてもあてにならない。
雨の日は犬の鼻や機器は利きにくくなりますし、交尾期に犬の異性のにおいを服につけて侵入すれば犬は吠えないとか。また、愛玩犬は家族の足音や車の音に敏感なので、侵入している泥棒に家族の帰宅を知らせ、逃げやすくすることも多いそうです。
★ 来訪者の外観に惑わされないように
泥棒のファッションの基本は、軽装(逃げやすい)で清潔(まわりと違和感がなく、疑われない)なこと。父親や親せきを装って学生アパートを荒らしていた泥棒は、服装も態度もいかにもそれらしかったとか。家の戸締りだけでなく、来訪者にも警戒の目を。