バイトテロ・迷惑動画投稿が店舗経営にに深刻なダメージを与える
迷惑行為のSNSへの動画投稿が後を絶ちません。
●回転寿司チェーン店で流れる寿司にアルコールスプレーする動画
●回転寿司チェーン店で回転中の寿司にワサビを追加したり、お皿をなめたり、醤油ボトル、湯呑み、寿司に唾液を付着させたする動画
●中華チェーン店で調味料に異物混入する動画
こうした客による迷惑行為のSNSへの動画投稿は、
・客入りが悪くなり売上ダウン
・客からの信用失墜
・株価暴落
・備品購入や差し替え、特別な斉唱などの実施
といった被害が発生しています。
2013年頃には「バイトテロ」といって、アルバイト先で迷惑行為をしている動画をSNSに投稿して大問題になっていました。
● コンビニ店舗でおでんの具材を口に入れてまた吐き出した画像をアップ。
● ピザ店でシンクに従事員が入り込んだ映像をアップ。
●寿司チェーン店でゴミ箱に捨てた魚を再度まな板に乗せて調理している画像をアップ。
その時も、被害に遭った店は売上を大きく落としたり、中には倒産した店もありました。
回転寿司チェーン大手「スシロー」で、高校生の少年が醤油ボトル、湯呑み、寿司に唾液を付着させた事件。
168億円の賠償請求をするとの報道もあり、ニュースに取り上げられています。
また、同様の迷惑行為の動画が別の飲食店でも見つけられています。
「外食店テロ」・・・「テロ」という言葉が使用されている一連の寿司チェーンなどの迷惑行為動画投稿。
その背景には「承認要求」がある と言われています。
「いいね」を沢山の人からもらいたい、注目されたい・・・
遊びの延長のつもりだったのでしょうが、被害に遭った企業は株価暴落、客の信用失墜、店内備品清掃・・・と多大な被害が発生しています。
加害者に対しては民事・刑事両面で賠償請求するということですから、高校生が大きな代償を背負ってしまいました。
少年の「刑事責任」については、一連の行為について「威力業務妨害罪」(刑法234条)と「器物損壊罪」(刑法261条)の2つの犯罪に該当します。
どこまで実際に賠償請求されるかは、実際の様々な被害と今回の行為との因果関係を立証できるか?ということによるようです。
また、加害者が高校生であることからその両親が対象になるのかどうかも様々なニュースで取り上げられています。
高校生として責任能力があるかどうか、監督責任義務があるかどうかが問われるようです。
新たに備品を購入したりした費用は賠償請求の対象となるようですが、売上減少や株価暴落による被害などは因果関係を立証できるかどうか・・・
過去のバイトテロ事件などの判例からはなかなかハードルが高いといった話も聞きます。
バイトテロ抑止のカギは「職場環境」を整えること
アルバイトが勤務中に行った迷惑行為や不正行為の動画をSNSに投稿する、という行為は「ほんの出来心」といったことから悪ふざけでした行為だったかもしれませんが、
SNSは一度投稿してしまうと、どんどんと拡散されてしまい、大きな被害になってしまいます。
そうしたことも含めて採用時や業務前にきちんと教育を行うことが最も重要です。
● 従業員にコンプライアンス教育を徹底すると同時に、SNSリスクの重大性を理解させる。
● 就業中に個人携帯電話などを持ちこまさない仕組み作り
● 雇用契約時の契約書で縛る
● 「こうした行為はしない」といった細かい行動規制、マニュアルの制作と教育の徹底
● 店舗として小さな不正行為や悪ふざけも許さない、という強い姿勢と管理の徹底
。
● バイトテロ発生時の社内対応マニュアルの設定
従業員にSNSで日本中の人に知られることは、顔見知りに知られることとは次元が違うことを理解させること。過去に不適切な動画を掲載した従業員が損害賠償請求や退学、引きこもりなど人生を大きく狂わせてしまったことなどを説明して理解させることが重要です。
● 防犯カメラによる管理者の遠隔マネジメント
迷惑行為動画投稿対策
発生要因
★人手不足の時間帯を狙っていた
★死角があり店舗全体を見ることができなかった。
★アルバイト・パートの従業員が迷惑行為を知っても何も注意をしない、というのが常態化していて、エスカレートした。
★従業員の意識が低かった。「自分には関係ない」という気持ちでいる。
といったことがあったのではないかと考えます。
人間は、注意されない、問題にならないと感じてしまうと、時に行動がエスカレートしてしまいます。
例えば、仕事中に同僚と無駄話をする、長い時間離席する、携帯電話でプライベートな会話やメールをする・・・
こうしたことが管理者から何も注意されない職場では、モチベーションも下がり、勤務時間中といえども緊張感が緩んでサボタージュが常態化してしまう、ということに繋がります。
つまりは、管理者の目が行き届いていなかったことも防げなかった理由だと思います。
人手をかけずに安価で提供するために行ってきた回転寿司のしくみや、お茶や調味料のセルフサービスの在り方そのものが今回のことで何らかの見直しを迫られています。
既に、中華チェーン「餃子(ギョーザ)の王将」が、店内のテーブルに置くギョーザのたれなどの調味料を撤去し、注文を受けてから店員が提供する形式に変更しました。
容器に虫が混入した動画の投稿や飲食店で相次ぐ迷惑行為を踏まえ、衛生管理を徹底するために運用を見直したということです。
常に管理者の目が届く、問題が見える化する遠隔マネジメント
多くのバイトテロや顧客による迷惑行為は、経営者や管理者が店舗にいない時間帯に発生しています。
問題は管理者不在の現場で起きているのです。
被害者にならないだけでなく、加害者を作らない!!
加害者だった家族もその店のお客様でした。
多分何度もお店に来てくれていたし、こんなことが起きなければこれからもすっとお店のお客様であったはずです。
犯罪が発生しない店舗運営を!!
遠隔マネジメントシステムI-NEXT なら、その場にいなくてもそれ以上の効果。
いつでもどこからでも店舗の状況を見たい場所にカメラを動かしながら管理者は動画と音声で確認できます。
● 本部が各店舗を画像巡回。ボタン一つで確認したい店舗に移動。確認したい場所にカメラを動かし。ズーム。
● 店舗側も見られていることが前提で、「しっかりと良い仕事をする」
● 衛生管理がマニュアル通りにできているか?お客様の入りはどうか?お待たせしていないか?
常にチェックしたい点を記憶させてボタン一つで確認。
● 新しいメニューの伝達は店舗を回らずに総料理長と各店舗とを画像でつないで実施。
● アルバイトの指導は画像を使って実施。
● 経営者がいない時間帯は自宅や外出先から画像で確認し、問題あれば指導。
● 録画映像も遠隔から確認。
遠隔監視システムi-NEXTは、操作性、高いセキュリティ性で特許登録済み。ネットワークカメラなどで遠隔監視をする場合に最も問題となる「映像の情報漏洩」を防ぎます。遠隔監視システムi-NEXT